章ごとに小説の構成を練る方法
アウトラインは、物語を閉じ込める檻である必要はありません。最も役に立つアウトラインとは、1分で読めるほど短く、物語が予想外の展開を見せたときには柔軟に変更できるものです。ここでは、層を重ねるようにアウトラインを構築する方法をご紹介します。
第1層:1文で表す
物語全体を1文で書き出してみましょう。「誰が何を望み、何が立ちはだかり、何が懸かっているのか」をまとめます。
例:灯台守の娘は、嵐の冬の間ずっと灯火を守り続けなければならない。さもなければ、兄を乗せた帰還船が失われてしまう。
まだその1文が書けなくても大丈夫です。まずはブレインストーミングを行い(マインドマップが役立ちます)、それから戻ってきてください。
第2層:ターニングポイント(転換点)
どのような構成に従うにせよ、ほとんどの物語はいくつかの重要な瞬間を中心に展開します。それぞれについて1〜2行で書き出してみましょう。
- 始まり:何も変化が起こる前の世界。
- きっかけ(インサイティング・インシデント):物語を動かし始める出来事。
- 最初の転換点:後戻りできない地点。キャラクターが行動を決意する場面。
- ミッドポイント(中間点):物語の核心を変えるような発見や逆転劇。
- 危機:すべてが失われたように見える、物語のどん底。
- クライマックス:最後の対決や決断。
- 結末:新しい日常と、その代償。
結末を知っておくことは、たとえ大まかであっても、最も有益な作業です。結末がわかれば、すべての章がどこに向かっているのかが見えてきます。
第3層:章ごとに1行でまとめる
次に、ターニングポイントの間の隙間を章で埋めていきます。各章について、以下の3つの質問に答える1行を書きましょう。
- 誰の章か?(視点人物)
- 何が起こるか?
- 結末までに何が変わるか? 何も変化しない章は、通常、削除するか統合すべき章です。
| 章 | 要約 |
|---|---|
| 1 | エリンが初めて一人で灯台を守る。嵐の予報が届く。 |
| 2 | 手紙が届く。兄の船が月末に出航するという。 |
| 3 | 油の備蓄が足りない。エリンは本土へ漕ぎ出す決意をする。 |
アウトラインを生き生きと保つ
アウトラインは書き始めた瞬間に古くなってしまうものです。なぜなら、執筆することでアウトラインにはなかった新しい発見があるからです。以下の2つの習慣が役立ちます。
- 章を書き終えたら要約を更新する:実際に書いた内容を反映させるためです。
- 書き始める前に、次の3章分の要約を読み返す:アウトライン全体ではなく、直近の3章分だけを確認します。これにより、自分を縛り付けることなく、正しい方向に進み続けることができます。
Storywritingでのアウトライン作成
Storywritingでは、物語の各章に短い要約を付けることができます。プロジェクトの「ダッシュボード」では、物語の横に章とその要約がリスト表示されるため、いつでも一目でアウトラインを確認でき、章をクリックすればすぐに執筆画面へ移動できます。

全体像を把握するには、タイムラインにターニングポイントを配置し、まだ章が決まっていないアイデアはクラウドマップに書き留めておきましょう。


