脚本の書き方:初心者ガイド
脚本のフォーマットは厳格に見えますし、実際にそうなのですが、それには正当な理由があります。標準的なフォーマットで1ページは、画面上で約1分に相当するからです。読者、プロデューサー、俳優の全員がその目安を頼りにしています。幸いなことに、覚えるべき要素は6つだけです。
ページ設定
すべての脚本のページは、以下の設定に従います:
- 用紙:USレターサイズ(8.5 × 11インチ)。国によってはA4が使われますが、ほとんどの読者はUSレターサイズを想定しています。
- フォント:CourierまたはCourier Prime、12ポイント。等幅フォントを使うことで、1ページが約1分という目安が成り立ちます。
- 余白:左側1.5インチ(綴じしろ)、右側・上部・下部は各1インチ。
- ページ番号:右上に配置し、その後にピリオド(「2.」)を付けます。脚本の1ページ目とタイトルページには番号を振りません。
- 長さ:長編映画の脚本の多くは、90〜120ページに収まります。
6つの要素
1. シーン見出し(スラグライン)
すべての新しいシーンは、大文字の見出しで始まります。INT.(屋内)またはEXT.(屋外)、場所、そして時間帯を記述します。
一度登場した場所の名前は、戻ってくるたびに必ず同じ表記にしてください。あるシーンで「LIGHTHOUSE」としたなら、次のシーンで「THE OLD LIGHTHOUSE」などと変えてはいけません。撮影スケジュールはこれらの見出しに基づいて作成されるからです。
2. アクション(ト書き)
アクションは、私たちが目で見たり耳で聞いたりする内容を、現在形でページ幅いっぱいに記述します。段落は短く(最大でも3〜4行)保ち、カメラで撮影可能なことだけを書いてください。キャラクターの思考は、アクションの行ではなく、彼らの行動やセリフの中に表現します。
3. キャラクター
セリフを話す人物の名前を大文字で記述します。用紙の左端から約3.7インチの位置に配置します。アクションの中にキャラクターが初めて登場する際も、通常はその名前を大文字で表記します。
4. ト書き(括弧書き)
キャラクター名のすぐ下に括弧で囲んで記述する短い注釈で、セリフの言い回しや、セリフ中の小さな動作を示します(例:(静かに)、(マヤに向かって))。使用は控えめにしましょう。セリフだけでトーンが明確に伝わるなら、不要です。
5. セリフ
キャラクターが話す内容です。左端から約2.5インチの位置から始まり、約3.5インチ幅の狭い列に収めます。この狭い列のおかげで、セリフの多いページは非常に速く読み進めることができます。
6. トランジション(画面切り替え)
CUT TO:やDISSOLVE TO:といった指示で、大文字で右端に寄せます。現代の脚本ではほとんど使われません。新しいシーン見出しを書くだけで、読者はシーンが変わったことを理解できるからです。
サンプルシーン
セリフが次のページにまたがる場合
セリフがページの下端に収まらない場合は、2つの文の間で分割します。最初のページの最後にはセリフの下に(MORE)と入れ、次のページはキャラクター名の後に(CONT’D)を付けて始めます。シーン見出しがページの一番下の行に来てはいけません。その場合は、シーンごと次のページに送ってください。
よくある間違い
- カメラワークの多用。「CLOSE ON(クローズアップ)」、「PAN TO(パン)」、「WE SEE(〜が見える)」といった指示は監督の仕事です。物語に不可欠なショットである場合にのみ使用してください。
- 長いアクションのブロック。文字が壁のように続くと読者のペースが落ちます。リズムに合わせて分割しましょう。
- 映像化できない行。「彼女は子供時代を思い出す」は映像で見せることができません。代わりに、彼女が何をするかを描写してください。
- 場所の名前を変えること。すべての場所は常に同じ書き方を維持してください。
- 括弧書きの多用。俳優とセリフの力を信じましょう。
Storywritingでのフォーマット管理
Screenplayモードでは、すべての行がいずれか6つの要素として扱われ、レイアウトは自動的に標準に従います:
- 新しいシーケンス(またはCmd/Ctrl + Enter)を押すと、INT.かEXT.か、場所、時間を尋ねられ、自動的に見出しが作成されます。以前使用した場所は候補として表示されます。
- Tabキーで、現在の行をアクション、キャラクター、セリフ、ト書き、トランジションの間で切り替えられます。キャラクター名の後にEnterを押すと直接セリフ入力へ、セリフの後にEnterを押すと次のキャラクター入力へ移動するため、マウスに触れることなく会話を書き進められます。
- 一度使用したキャラクター名は、入力中に候補として表示されます。
- 脚本は実際のページとして表示され、2ページ目以降のページ番号や、セリフがページをまたぐ際の(MORE) / (CONT’D)も自動的に処理されます。
- PDFとしてエクスポートすると、タイトルページを先頭にした標準フォーマットで印刷できます。

ヒント:初稿は素早く書き上げ、フォーマットの修正は後回しにしましょう。Storywritingなら要素が自動的に処理されるため、修正の手間が大幅に減ります。

